硬膜とは脊髄を取り囲む最も外側の膜を言い、黄色靭帯のわずかの間隙が硬膜外腔と言われます。
硬膜外ブロックはこの数ミリの硬膜外腔に局所麻酔剤等を注入することにより、交感神経や知覚神経機能を一時的に抑制することで疼痛や血行障害などを緩和し、血行を改善する治療方法です。
痛みが緩和され、弱っている神経へ酸素、栄養などが増加して供給されますので、神経自体が治ることを助けます。
痛みがひどい方については、入院をすることが前提ですが、2週間程度連続的に治療をすることもあるそうです。
硬膜外ブロックはやや一般的なブロック注射であると考えられることが多く、その適用範囲は帯状疱疹後神経痛や変形性脊椎症、頚部や胸部、腰部等の椎間板ヘルニア、癌性疼痛などが多いようです。
また、背中に打つため、背中に例えば感染症や炎症などがある場合、また脊椎の手術を受けたことがある方や血液の凝固を避けるような薬を投与している方など、多くのケースで打てないことがあります。
また、治療の際はベッドに横になり、猫背になって行いますが、この姿勢をきちんと守ることが非常に重要なようです。
痛みについては、痛み止めの注射をしてから治療することが常のようですので、ほとんど痛みはないといっていいようです。
その他、心臓、脳血管などの疾患があるケースではもちろん十分な検査が事前に必要でしょう。
硬膜外ブロックは脊髄、神経などに全く触らない注射ですが、例えば、点滴などで薬剤を投入するする場合に比べ、かなりの効果の違いがでます。
やはり局部に直接注射することの意義は大きい、ということが言えるでしょう。
また、技術の不足によって硬膜を穿刺してしまいますと、その結果として頭痛が続くことがあるそうです。
このようなことにならないためには、やはりよい医師の選択が不可欠でしょう。信頼できる医師に相談することで、明るい未来が待っているということが言えます。

